208(A9)1.2Lエンジンの車で、エンジンチェックランプが点灯。カムの位相ズレやカムシャフトデフューザーの不良など、バルブタイミング関連のエラーコードが山盛りで、他店で40万円ほどの修理見積になってしまったそうです。意見を聞きたい、ということでご相談をいただきました。

たしかにチェックランプは点きっぱなし。なんとなく吹けもよくないし、なによりエンジンの振動がかなり大きいです。

208(A9)1.2Lエンジンの車で、エンジンチェックランプが点灯。カムの位相ズレやカムシャフトデフューザーの不良など、バルブタイミング関連のエラーコードが山盛りで、他店で40万円ほどの修理見積になってしまったそうです。意見を聞きたい、ということでご相談をいただきました。

たしかにチェックランプは点きっぱなし。なんとなく吹けもよくないし、なによりエンジンの振動がかなり大きいです。
エラーコードを見ても、たしかにバルブタイミング関連のエラーが出ています。ライブデータでも、カム位相についてECUから出ている指示値に対して、実測が追いついてきません。
ただ、ここで先に見ておきたいポイントがあります。それがエンジンオイルの量です。
この1.2Lエンジンは湿式のタイミングベルト(オイルの中で回るベルト)を使っていて、エンジンオイルの質や量にかなり敏感なエンジンなんです。

やはり、オイルゲージにまったくオイルが付かないほど、オイルが入っていませんでした。直噴のエンジンなので、エンジンオイルはどうしても少なからず減っていきます。漏れもなさそうでしたが、オーナーさんに確認したところ、オイル交換も1年以上していないとのこと。なので、まずは先にオイル交換をします。
エンジンオイルを交換すると……

チェックランプが自然消灯しました。ライブデータでも、カム位相の実測が指示値に適切に追いついていると判断できるところまで戻ったので、一旦オイル交換で様子見とします。
もちろん、エラーコードから考えれば他店さんの見積も間違いではありません。オイルがこれだけ減った状態で走ってしまっているので、湿式タイミングベルトのエンジンとしてはベルトへのダメージも考えないといけません。「これで直りましたよ」とは到底言えない状態です。
それでも、一旦様子見でいいレベルだと判断しました。なんでも交換しなきゃダメ、ではなく、様子見していいラインがある程度見えるのも、専門店の強みだと思っています。今回はご予算との兼ね合いも含めて、オイル交換で様子見としました。
同じような症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください。