チェックランプ点灯で入庫
エンジンのチェックランプ(警告灯)が点灯したプジョー208GTiです。
いつも車を見てもらっているショップさんから「プジョーは専門外なので、専門店へ」とご紹介いただき、当店への入庫となりました。お任せいただき、ありがとうございます。
記録されていたコード
- P1336
- P1338
どちらも、当店では失火に関連するコードとしてよく見かける、いわば定番のコードです。

エンジンのチェックランプ(警告灯)が点灯したプジョー208GTiです。
いつも車を見てもらっているショップさんから「プジョーは専門外なので、専門店へ」とご紹介いただき、当店への入庫となりました。お任せいただき、ありがとうございます。
どちらも、当店では失火に関連するコードとしてよく見かける、いわば定番のコードです。
このコードが出たときは、まずイグニッションコイルやスパークプラグといった点火系を疑うのが定石です。ところが調べてみると、特に異常はなし。しかも、直近で交換されたばかりでした。
点火系でないとなると、次に疑うのはカムの位相を含むバルブタイミングまわりです。こちらも確認しましたが、特に問題はなさそうでした。
そうなると、いよいよライブデータ(エンジンが動いているときのセンサーの数値)とのにらめっこが始まります。
格闘すること20分……見つけました!悪さをしていたのは、まさかのこの部品です。

「誰?」という感じだと思いますが、厳密にいうと、このコネクターの先につながっているソレノイドバルブが原因でした。

このバルブに不具合があるときは、本来なら P0948 や P15A0 といったコードも一緒に記録されることが多いのですが、今回はそれがありませんでした。当店でも初めてのパターンです。
このソレノイドバルブを交換するにはオイルパンを外す必要があり、少し大がかりな作業になります。
開けたのがこちらです。

赤丸のあたりにあるのが、オイルポンプからの油圧を制御しているオイルポンプソレノイドバルブです。このバルブが正常に動かず、油圧の制御が狂ったことで、失火につながっていたと考えられます。
普段はなかなか見られない場所なので、せっかくなのでもう1枚。

赤丸の中にあるのが、オイルゲージの先端です。ここまで差し込まれて、オイルの量を測っているんですね。
ソレノイドバルブを交換し、オイルパンの合わせ面をきれいに清掃してから組み付けていきます。

エンジンを始動して数分すると、チェックランプは自然に消灯しました。ライブデータでも、油圧の実測値が指示値にきちんと追従するようになっています。
最近のEPエンジンの故障診断は、年々難しくなっていると感じます。正常なときのライブデータを、どれだけ蓄積しておけるか。その大切さが身にしみた一台でした。
以上で修理完了です。
同じような症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください。